第64回 定例活動報告 「東の森(5月1日 第1土曜日)」
 

活動報告<大日向>

 

・新緑のゴールデンウイーク! 初参加者も含めて21名が参加した。

・ 好天に恵まれたゴールデンウイークで多くの人が新緑を求めて遠出 するなか、参加者にとっては盆堀は間違いなく新緑に包まれ、 作業中のははその森はまさにレジャーランドと言っていいのかもし れない。

・人工林の中をわざと残した広葉樹が鮮やかに芽吹き、 作業道から雑山を仰ぐと新緑に囲まれた円形舞台にいる役者である ような、 詩人であるならばどんな詩を朗読するかというような風景でした。

・作業は作業道作り(別記)、ボサ刈り(別記)、 梅さん宅お手伝い(別記) 等に分かれ夏本番を迎えるやうな良い汗を流しました。

金児さんを偲ぶ  

 金児不二男さんが4月23日がんとの闘いに敗れ68歳で亡くなら れました。金児さんは当初からのメンバーで経理、広報、 庶務全てを引き受けてくれました。誠実な人柄で誰からも愛され、 春には山に来たいと頑張っていたのに本当に悔しい思いです。 永年子供のようにして過ごした愛犬が彼の後を追うように亡くなっ たとの事。今頃は二人?で仲良くと思ってしまいます。 ご冥福を心からお祈りします。

・ この一年間で延べ500名のボランティアが森林整備に参加してく れました。それぞれの思いで関わってくれましたが、 1人1人は非力でも数を頼めば、 継続すれば森の再生は可能だと信じてます。 先達の志はメンバーが受け継ぎ、 さらに次の参加者たちに襷が渡されると確信します。

・アフターファイブは夜の会長のもと10名が参集しました。

 

 

初参加者の感想<中丸>

 

ぼんぼり初参加感想文 

現在活動している他のボランティアの場所は国有林。 すでに整備され、植林された場所。

手つかずの山に入るのは初めての経験でした。

しかもこれから道路整備をするとのこと、 いったいどんな事になっているのか…?!

と興味半分不安半分という気持ちでスタートしました。

そして作業するその場所は…みごとぼさぼさ!

倒木やらツタやら、正直大変でした。でも! 手をつける前と後の明らかな変化といったら。

最初は歩くだけでも大変だったのが、 すっかりきれいになっている。さらに道までできている。

とってもやりがいを感じる事ができました。

午後からは倒れたゆずの木の除去作業。

全部片付け終わって、 依頼主のおばあさんへの報告の時の様子が印象的でした。

「終わりましたよ」と伝えた後、 おばあさんが手をたたいて喜んでいる様子が見えたんです。

人手がなくて、手をつけられなかった作業ができたことで、 本当に喜んでくださっているようでした。

その姿を見る事ができただけで、「この日来てよかったな」 と思えました。

地元人の顔を見ながらの活動、いいものですね。

普段体験する事のできない時間でした。 これからたびたび参加させていただきたいです。 よろしくお願いします!

 

 

ボサ刈り報告<佐伯>

 

<ボサ刈り報告>

・奥へ行けばいくほどジャングル度が高い現場。

・一見、広葉樹のように見えるが、よーく見るとヒノキ・ スギがあるので、やっぱり人工林なんだと思う。

・何年前、何十年前かわからない倒木と、 生い茂りすぎて高くなった雑木、 それに上のほうでもじゃもじゃに絡み合う蔓。

・一本処理するのに相当に時間がかかる。それに、 足場が急で砂利だらけのところもある。

・そんなところに、よくまあ人が夢中でやっているもんだなぁ・・ ・。と、かくゆう私もその一人。 荒れた森を整備してキレイにするのが私達の使命みたいなもんで、 荒れた森ってのは残念現象なわけだけれども、 荒れてれば荒れてるほど闘志あふれるのはなんなんでしょうね!

・スタート地点から横へ、上へと整備し、 それに平行して下では道路作り班が楽しそういに(?) あれやこれやいいながら道を作っているのが見える。

・今回はチェーンソー出動させ、ガンガン気持ちいほど切った。 立派に育った樫の木ももったいないと思うが、 それは人工林の運命。 心の中で白黒はっきりさせながら切って行く。

・木を倒すだけでなく、 倒れた木を運びやすくするためにある程度の長さで切ったり、 藪を切り開いたりするのにも、チェーンソーはある程度必要で、 今回はまさにチェーンソーさまさまだった。

・前回より、 個人的に決まったチェーンソーを持たせてもらったので、 作業後の目立ての結果が来月わかる。 良しでもダメでも結果は全て糧になるので、 次回参加の時がとっても楽しみだ。

 

 

イチョウまな板原版の製作<臼井>

 

・ ロゴソールを使って玉切りされたイチョウを切っていくわけですが 、かねてフィールドまで運び上げられていたイチョウ材が重く、 そこから作業場所までの数メートル持ち上げるのが一苦労。
乾燥したと思いきやまだまだ水分を含んでいたのでした。
・やっとこさ移動させ、さて、板にしようとしたところ、 今度はロゴソールで切っていくには材が太い。
・チェーンソーで両側を落とし準備完了、と思いきや、 今度は材の長さが短すぎてロゴソールのレールが安定しません。
これは同じような材を二つ並べて、 今度こそ準備完了となりました。

・まな板を作るので、ある程度薄く切っていきたいのですが、 実際に切ってみると厚さをそろえるのが実に難しい。
・その理由は、チェーンソーの歯の厚さもそうですが、 チェーンソーをロゴソールに固定する微調整が難しいことでした。

・試行錯誤の結果、何とか 4 本のイチョウ材を切り、 10 枚ほど の板を作ることができました。

・まだまだ作業に改良の余地はありますが、 板になったイチョウを見るとやはり出来上がりが楽しみになるもの です。

 

 

うめさんちの依頼<小林(た)>

 

 

お昼の片づけを終わらせ、 前回依頼のあったうめさん宅に向かった。

遅れていったので、もう田野口チームの 5 人が倒れかかった柚子の 整理作業を行っていた。

 見渡すと根が浮き上がってしまったのが 4 本、 それがかかり木になって傾いてしまった木もあった。 聞くところによると、柚子の木は根が浅く、 今年の重たい雪の被害だとのこと。大きくなった木なので 勿体ないようだが、 根が浮き上がってしまった木はチェンソーがうなりをあげ伐採して いった。

 かかり木になっているので枝をおろすのにも一苦労、 棘は大きいし枝も大きいし大変でした。でも 皆手慣れたもので下した枝を少し小さくし畑の隅に寄せておいた。 あまり積み重ねないで乾かし、秋ごろ 燃やすことになりそうです。

 作業の合間に山を見上げると、まっすぐな杉、 桧が並んで間から青空が覗き陽がさしています。

 ここに来たのは 1 年ぶりですが随分明るくなり、 いい森になっていましたが、まだ鳥の声は聞こえませんでした。

8 人で倒した木が 4 本、整理した木が 6 本でした。 帰り道で岡部さんの柚子 2 本、枝の折れたところを切り 整理をして終わりとしました。

 


初参加です。ようこそ!


初参加です。ようこそ2!


この樫は炭焼にしよう


切っても上でからまってる


視界が開けました


まな板の原型ができた

み道の隙間は木で補う


道の隙間は木で補う


どの木使おうか?


散歩道のよう


うめさんち倒れそうな柚子


ゆずの処理しました


終わったらお手入れが肝心


終わりの会〜どでした?.



 
 
 
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