第62回 定例活動報告 「東の森(4月3日 第1土曜日)」
 

活動報告<大日向>

 

朝方は花冷えの天気でしたが午後には気温も上がり快適な一日でし た。初めての人、2度目の参加者を含めて

18名が武蔵五日市駅に集合しました。 初回の活動が楽しかったからリピーターとなったということで主催 者側としては嬉しいかぎりである。

 主な作業は作業道作り(別記)とボサ刈りでした。

ボサ刈りチーム  新しく作業をする東の峰のスタートです。 手前は道路班が作業をするため上下しないように雑山(雑木林) を横切り、中心部の人工林に入りました。

 尾根まで杉・桧の人工林で下の方はまだ杉・桧がまだ優勢ですが、 手入れがされてないため中腹から尾根筋までは欠損木・ 倒木が累々で樫など常緑樹の藪と化した状態です。 また雑山と隣接しているところはイヌシデ等の大木が枝を伸ばし、 かろうじて残った桧の先端が抑えられた状態になってます。 途中にカエデの木が一本かろうじて残っておりほっとしました。

 作業はただひたすらに黙々と進み、振り返れば明るく、 広々とした森になってました。 ボランティアの初心に戻ったようです。尾根までもう少し、 次回もこの先をひたすらです。

窯開け  樫炭の窯開けでした。しかし残念ながら今回は失敗! どうも空気が入ってしまったようです。 まあこんなこともあるかな次回に期待です。

猪防止電気柵  地元のTさんと業者の方が筍を取られないように電気柵で囲いをつ くりました。竹と杉との共生エリアとなります

くぬぎ・こなら仮植え  メンバーの二人が三年生のくぬぎ・ こならを持参し柚子畑に仮植えしました。三〜 四年先に雑山に植えかえる予定ですが、高齢? の2人はその時に来れるかどうか案ぜられます。

コーヒー  地元のNさんが来られ自慢のコーヒーを差し上げました。「 テラスぼんぼり」です。こんな時間も良いかなと思います。

 

 

初参加者感想<中村>

昔ながらの藁葺き屋根の家などが見られる人家の合間を通って、 どこに行くのかなと思った途端に目の前に畑が広がり、 その奥には森がある、思い描いていたような里山が見えました。

ぼんぼり山の最初の印象は、まさに日頃、 思っていたような素敵な里山の風景!でした。

こんなところで活動するのは、 本当に気持ち良くて素敵だろうなと思いました。

炭焼き、山の道づくり、下草刈や間伐作業、焚き火守り等など、 皆さんそれぞれに山でやりたいことを楽しみながら、 自由にやれば良しというスタンスがとても素敵で、 またそれが不思議と良い塩梅に分担されていて、 これぞ大人の楽しみ方という感じがしました。

また、みなさん飲み会好きで、そこから始まった会!? というところも、肩肘張っていなくて良いなと思いました。 酒好きな私には、とっても魅力的!!?なんて・・でも、 ついつい楽しくて調子にのって、沢山飲んでしまい、 図々しくすっかりご馳走になってしまいまして・・ 本当にごめんなさい。でも、お陰様で、 とても楽しく過ごさせて頂きました。

初参加でちょっぴりドキドキしていましたが、 皆さん親切に暖かく迎えて頂きまして、嬉しかったです。 本当に有難うございました。

また、是非、参加したいなと思いました。これからも、 どうぞよろしくお願いします。

 

 

続 ははそ道

                                     <清水>

 冗談が本当になった。料理長に「 道が整備されたからコーヒーの出前をたのむぜ」といったら「 冗談言うな(笑)」といわれた。 しかし作業前の会話が思いがけず実現した。作業を始めて約 1 時間 。仲間の一人が熱いコーヒーをポットに入れて、砂糖、 紙コップなどを持ってきてくれた。 下界の道路工事はコンビニか自動販売機の缶コーヒーと相場が決ま っているがここはいれたての本格コーヒー。夢のような話だ。 感激。その後、調子に乗って「昼食時のトン汁もたのむ」 と料理長に言ったらと言ったら即座に拒否された。 全面開通すればトランシーバーを使っての出前の注文も可能となっ た。もっとも出前をしてくれればのはなしだが・・・。

今日の作業で初めて登場した新兵器がある。 作業そのものに使うわけではないが、 ウォーキングメジャーなるものを会で購入してもらった。 不動産屋や交通の警官などが使う車輪がついて歩きながら転がすと 距離が表示されるものだ。作業に向かうに当たって基地から「 竹のこみち」をとおり,建設中 ( ちょっと大げさな表現だが・・・ ) の「ははそ道」の前回定例の最終建設地点まではかってみると 1 30 メートルほどあった。以前はこんな近代的なものはなく、 誰かの歩幅ではかっていたが、 歩く人の足の長さの違いもありかなり不正確だった。 今回の計測は正確そのもの。 1 センチ単位まで計測が可能だ。 この道は一輪車を通すための目的もあるからできる限り平坦。 そして直線が基本だがカープも緩やかに作った。 マウンテンバイクはもちろんのこと、 一か所だけ直せばママチャリでも楽に走れる素晴らしい道となった 。 盆堀の集落を取り囲むような森だが頭の中はまっすぐ進んでいる感 じがする。 しかし道の途中で立ち止まってみると自分が意外な立ち位置にいる ことが分かる。 そして途中から見る風景も基地からのそれと違って全く目新しい。

作業を始める前の朝礼では珍しく「今日の作業の予定は、 道路工事を中心として・・」と持ち上げられた。 そのためか今日の作業人員は 6 人。○○ 組も零細企業からいきなり中堅企業に格上げになったような気分だ 。そのうえ午前中の休憩には熱いいれたてのコーヒーの差し入れ。 午後からはさらに人数が増えて 8 人位になった。 そんなわけで士気も高まりあっという間に「東の峰(ははその森) 」まで完成。その間、一部隊は、 二つの小道と交尾根への既存の道の交差点に仮橋工事。 いずれは勝鬨橋のような開閉式の橋に架け替えられる予定だ.

建設はさらに進む。 針葉樹の森を抜けると風景が変わるだけでなく、 道づくりに使う土留めの材料もアラカシなどの広葉樹に代わる。 針葉樹と違って柔らかな形で幹が曲がっている。 これをと土留めに使うと道のカーブにちょうどいい。 針葉樹の森は直線的な道が似合うがこれと反対に広葉樹の森は樹木 自体が曲線的な姿をしているうえいろいろな樹木があって道もやや 曲線的な方が風景的もぴったりだ。 最終的に今日の作業終了時点の基地からの総距離は 187 メールと なった。一日で 57 メートルの成果。道ができてみると「東の峰」 まで思ったより近いというのが皆の感想であった。 きょうもいい汗をかいたので秋川の居酒屋での生ビールは格別の味 だった。

 


[炭焼] 待ちに待った窯開けの時


[炭焼] な、なんか様子がおかしい…?.


[炭焼] ・・・燃えちゃってたみたい


やりがいだらけのあるボサ刈り開始


埋まってるんでしょうか?!


ひどいねこりゃ


気がつけばみんな道づくり!


道路はつづくよどこまでも


手塩にかけたどんぐりです


[植樹] えーんやこーらー


植樹完了 大きくなれよー


ロープあげ実演


終わりの会

 
 
 
 
第63回 定例活動報告 「東の森(4月18日 第3日曜日)」
 
4 月 18 日 ( 日 )  ボサガリ班 ( 部隊 ) の活動報告

新年会以来の約2ヵ月ぶりの参加になります ( 寒かった? 忙しかった!です ) 。
春になり暖かくなった事もあり、 冬眠明けの参加者が他にも居られました。
新しい方も居られますが、 何時もの面々の元気な姿を見ると落着きます。
早起きして参加して良かったと思いました。
なお、 2回以上参加すれば貴方も何時もの面々になれてしまいます。

今日のメイン作業は、 今年から作業を始める山へのアプローチを便利にする為の道作りで す。
人の歩く幅を整備する最小限の作業道ですが、 あると移動が楽で時間が早いです。
道を作る人、先行してのボサガリを行って開拓して行く人、 柚子の木の枝打ちされた枝を燃やす人、 基地で美味しい汁物を作ってくれる人、 各人が活き活き作業して笑みがこぼれます。

私はお得意?のボサガリ作業を行いました。
道を作る人たちの先に立ち、 道なき藪にわけいり雑木を切倒し整理して藪を開いて行きます。
藪を開いて見通しがきく様になると後の作業が行い易くなります。
杉や檜を植林した後、20年程放置された森林ですので、倒木・ 欠頭木・蔓草・雑木で藪になってしまっています。
一緒に作業していた仲間より「陽が入り、 風が抜ける様になったので、 放りっぱなしにされていた山がきっとビックリしている」 との会話がありました。
山から見れば少しの回復にしかなりませんが、 その少しを行う力に、みんなが少しの時間を出し合いましょう。

報告者 冨田

 


活動報告全体<大日向>

41年ぶりの雪!人騒がせな翌日は打って変わった春日和で、桜、 モクレン、ミツバツツジ、 タンポポ等盆堀の山里は花一色となってました。永かった冬眠? から覚めた方の参加もあり、春らしく賑やかに始まりました。

 作業道作り(別記)とボサ刈り(別記) を中心とした作業となりました。

 作業道は 昔地元の小学生が学校に通った旧道につなげ、 結果として小学生が柚子畑に車道を通らないでハイキングを兼ねて こられればと夢見てます。

ボサ刈りは 作業道の先鞭をつける場所で引き続き作業をしたが、 数十年放棄された森に皆悪戦苦闘してました。

 今年の雪害、風害は里にも大きな被害をもたらしていますが、 我々が親しみをこめて梅さんと呼んでいる独り住まいのご婦人から 家の裏にある桧の伐倒を依頼されました。直径30センチくらい、 枝打ちもされているきれいな桧2本ですが、 人家の方に倒れたら怖いとの事で5人総がかりで倒しました。 柚子の木を傷つけましたが、 一本で時間切れとなり次回に残すことになりました。 別の家からは隣地に倒れた栗の木、倒れた柚子の木、 折れた柚子の枝処理も依頼され、 久しぶりにご高齢者宅御用聞きボランティアを楽しみました。

 昨年夏まで作業をしていた森を久しぶりにみると、 落葉樹の葉が落ちて日差しが林内に入り込み、 別な森のような印象を受けました。 たぶん今年は下草も生えて林層がまた変わるのではと楽しみが増え 、手入れをすれば森はそれに応えてくれると実感した次第です。

 アフターファイブに10名ほどが参加し、帰宅後に TVで日本創新党、 大阪維新の会旗揚げのニュースを放映してました。 世の中は変わるのでしょうか?。

帰りがけに 地元のTさんから今人気の野菜「のらぼう」をいただきました。 参加者全員喜んでましたが有難いことです。



 

作業道活動報告<潮田>

続々 ははそ道

今や定例活動の主要な作業項目に昇格した感のある「 ははそ道整備事業」は本日も前回同様大勢の作業員が参加し… と思いきや現場到着時は元請け社長・下請け社長・ 新米の三人だけ。相変わらずの不人気業種だわ、 とボヤキながら作業開始。進行方向を見極めて間伐材で土留め、 道幅分を崩して平らにならす、 大きな石や根っこを掘り起こしてより水平にする。 着工以来着々と距離を延ばしてきたが、 今日の現場は今までより傾斜がきつくて足場が悪い。 足元が滑ってヒヤリとしたりデカい石と格闘することしばし、 恒例(になって欲しい♪) の出前コーヒーが届いて職人さん風にチョイと一服。 その後は段々と応援部隊が到着して人数が充実、 進行具合がハッキリと違ってくる。

こっちを通る?そっちの方が水平じゃない? 根っこが多いからこっちはどう?オッケー!

ここに一本土留が欲しい!あれ倒す? 引き上げるの大変だから上のあれは?よっしゃ!

ここに杭を打とう!ほいきた…おりゃ!ダメだ… 杭が太すぎて無理ぃ〜!

などと楽しんで(イヤ違う…) 真面目に作業を続けていくとすぐにお昼になる。 先行して作業しているボサ刈り班の先輩会員ができたてホヤホヤの 作業道を「いいねぇ〜楽だわ」「ずいぶん進んだねぇ」 と嬉しい一言を残して通っていかれる。(思わずニヤリ!)

午後になっても内容は変わらず地道な作業が続く。 ちょっとした事に気付いたのは腰が痛くなって(自分だけ勝手に) ひと休みしていた時。全員で「作業道を整備」しているのだが、 個人ごとの作業内容はそれぞれ違う。クワで斜面を崩す、 ツルハシで石を掘る、チェンソーで土留用に木を切る、 土留の隙間に石を詰めて埋める、などなど。 これがいつの間にか担当が交替していく。 割り振りも取り決めも相談も無いのに、 それぞれの手元の道具と作業場所がグルグルと変化していく。 自分でもそのタイミングは意識していなかったので少し不思議… 

人が楽に歩ける道にすることは勿論、 作業道としては少なくとも一輪車はストレスなく通したい。 ちょっとした段差でもひっかかかるとバウンドしてバランスを崩し 不愉快な思いをする(運んでいた道具を何度ブチ撒けたことか…) 。親方の構想では途中にテラス(第二基地?) 建設計画もあるらしい。 作業の最終目的地点到達はまだ先になるのだろうが、 その日の進行具合は作業開始地点を振り返れば一目瞭然なのでプチ 達成感はいつでも感じられる。 どんな作業道になっていくのか今後がとても楽しみ♪

本日の作業で37メートル延伸、 基地からの総距離は224メートルとなった。






まさに開拓です


この中にサルいるよー


この辺が道になります


よこらしょっと


あ〜ちかれた


お野菜いただけました!


春の風景ですねぇ

 
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