活動報告<大日向>
朝方は花冷えの天気でしたが午後には気温も上がり快適な一日でし た。初めての人、2度目の参加者を含めて
18名が武蔵五日市駅に集合しました。 初回の活動が楽しかったからリピーターとなったということで主催 者側としては嬉しいかぎりである。
主な作業は作業道作り(別記)とボサ刈りでした。
ボサ刈りチーム 新しく作業をする東の峰のスタートです。 手前は道路班が作業をするため上下しないように雑山(雑木林) を横切り、中心部の人工林に入りました。
尾根まで杉・桧の人工林で下の方はまだ杉・桧がまだ優勢ですが、 手入れがされてないため中腹から尾根筋までは欠損木・ 倒木が累々で樫など常緑樹の藪と化した状態です。 また雑山と隣接しているところはイヌシデ等の大木が枝を伸ばし、 かろうじて残った桧の先端が抑えられた状態になってます。 途中にカエデの木が一本かろうじて残っておりほっとしました。
作業はただひたすらに黙々と進み、振り返れば明るく、 広々とした森になってました。 ボランティアの初心に戻ったようです。尾根までもう少し、 次回もこの先をひたすらです。
窯開け 樫炭の窯開けでした。しかし残念ながら今回は失敗! どうも空気が入ってしまったようです。 まあこんなこともあるかな次回に期待です。
猪防止電気柵 地元のTさんと業者の方が筍を取られないように電気柵で囲いをつ くりました。竹と杉との共生エリアとなります
くぬぎ・こなら仮植え メンバーの二人が三年生のくぬぎ・ こならを持参し柚子畑に仮植えしました。三〜 四年先に雑山に植えかえる予定ですが、高齢? の2人はその時に来れるかどうか案ぜられます。
コーヒー 地元のNさんが来られ自慢のコーヒーを差し上げました。「 テラスぼんぼり」です。こんな時間も良いかなと思います。
初参加者感想<中村>
昔ながらの藁葺き屋根の家などが見られる人家の合間を通って、 どこに行くのかなと思った途端に目の前に畑が広がり、 その奥には森がある、思い描いていたような里山が見えました。
ぼんぼり山の最初の印象は、まさに日頃、 思っていたような素敵な里山の風景!でした。
こんなところで活動するのは、 本当に気持ち良くて素敵だろうなと思いました。
炭焼き、山の道づくり、下草刈や間伐作業、焚き火守り等など、 皆さんそれぞれに山でやりたいことを楽しみながら、 自由にやれば良しというスタンスがとても素敵で、 またそれが不思議と良い塩梅に分担されていて、 これぞ大人の楽しみ方という感じがしました。
また、みなさん飲み会好きで、そこから始まった会!? というところも、肩肘張っていなくて良いなと思いました。 酒好きな私には、とっても魅力的!!?なんて・・でも、 ついつい楽しくて調子にのって、沢山飲んでしまい、 図々しくすっかりご馳走になってしまいまして・・ 本当にごめんなさい。でも、お陰様で、 とても楽しく過ごさせて頂きました。
初参加でちょっぴりドキドキしていましたが、 皆さん親切に暖かく迎えて頂きまして、嬉しかったです。 本当に有難うございました。
また、是非、参加したいなと思いました。これからも、 どうぞよろしくお願いします。
続 ははそ道
<清水>
冗談が本当になった。料理長に「 道が整備されたからコーヒーの出前をたのむぜ」といったら「 冗談言うな(笑)」といわれた。 しかし作業前の会話が思いがけず実現した。作業を始めて約 1 時間 。仲間の一人が熱いコーヒーをポットに入れて、砂糖、 紙コップなどを持ってきてくれた。 下界の道路工事はコンビニか自動販売機の缶コーヒーと相場が決ま っているがここはいれたての本格コーヒー。夢のような話だ。 感激。その後、調子に乗って「昼食時のトン汁もたのむ」 と料理長に言ったらと言ったら即座に拒否された。 全面開通すればトランシーバーを使っての出前の注文も可能となっ た。もっとも出前をしてくれればのはなしだが・・・。
今日の作業で初めて登場した新兵器がある。 作業そのものに使うわけではないが、 ウォーキングメジャーなるものを会で購入してもらった。 不動産屋や交通の警官などが使う車輪がついて歩きながら転がすと 距離が表示されるものだ。作業に向かうに当たって基地から「 竹のこみち」をとおり,建設中 ( ちょっと大げさな表現だが・・・ ) の「ははそ道」の前回定例の最終建設地点まではかってみると 1 30 メートルほどあった。以前はこんな近代的なものはなく、 誰かの歩幅ではかっていたが、 歩く人の足の長さの違いもありかなり不正確だった。 今回の計測は正確そのもの。 1 センチ単位まで計測が可能だ。 この道は一輪車を通すための目的もあるからできる限り平坦。 そして直線が基本だがカープも緩やかに作った。 マウンテンバイクはもちろんのこと、 一か所だけ直せばママチャリでも楽に走れる素晴らしい道となった 。 盆堀の集落を取り囲むような森だが頭の中はまっすぐ進んでいる感 じがする。 しかし道の途中で立ち止まってみると自分が意外な立ち位置にいる ことが分かる。 そして途中から見る風景も基地からのそれと違って全く目新しい。
作業を始める前の朝礼では珍しく「今日の作業の予定は、 道路工事を中心として・・」と持ち上げられた。 そのためか今日の作業人員は 6 人。○○ 組も零細企業からいきなり中堅企業に格上げになったような気分だ 。そのうえ午前中の休憩には熱いいれたてのコーヒーの差し入れ。 午後からはさらに人数が増えて 8 人位になった。 そんなわけで士気も高まりあっという間に「東の峰(ははその森) 」まで完成。その間、一部隊は、 二つの小道と交尾根への既存の道の交差点に仮橋工事。 いずれは勝鬨橋のような開閉式の橋に架け替えられる予定だ.
建設はさらに進む。 針葉樹の森を抜けると風景が変わるだけでなく、 道づくりに使う土留めの材料もアラカシなどの広葉樹に代わる。 針葉樹と違って柔らかな形で幹が曲がっている。 これをと土留めに使うと道のカーブにちょうどいい。 針葉樹の森は直線的な道が似合うがこれと反対に広葉樹の森は樹木 自体が曲線的な姿をしているうえいろいろな樹木があって道もやや 曲線的な方が風景的もぴったりだ。 最終的に今日の作業終了時点の基地からの総距離は 187 メールと なった。一日で 57 メートルの成果。道ができてみると「東の峰」 まで思ったより近いというのが皆の感想であった。 きょうもいい汗をかいたので秋川の居酒屋での生ビールは格別の味 だった。