第57回 定例活動報告 「東の森(1月17日 第3日曜日)」
 
■全体報告(大日向)
車中から富士山がくっきりと仰げ、まさに快晴に恵まれた山始です。武蔵五日市駅に20名が集まり遅まきながらの新年のあいさつで始まりました。皆さんお元気で何よりです。

  持参したお米とお酒を山の神様に奉げ長老の合図で山での安全を祈り今年の山作業の始まりです。

作業は引き続きの間伐チームと今年から新たに入る山への探索チームとに分かれました。

  間伐はチェンソウと手鋸で30本近く倒しましたが、20メートルくらいある線香木が狭い空間を縫ってきれいに倒れるのは見事でしたが、大半が架り木となりロープワークが大変でした。まだまだ間伐のエリアがあります。

  探索は前回の調査をもとに作成した(メンバーには有能な企画マンがいる)図面の確認をしながら一回りしました。

初めての人がほとんどで雑木林を中心とした広さ、萌芽更新の遅れた大木にびっくりしていました(詳細別記)。

  地元の方から対岸の森の間伐を打診されました。もったいない話ですが木が大きくなり日当たりが悪くなったとの事です。とりあえず「盆堀川対岸から盆堀地区を眺める日」を設定し、チェンソウ・弁当持参で全員参加を検討したいと思いました。4年目に入る山の会は活動の場所が広がっていきますし、それがまた楽しみです。

  会の充実を図るため新役員を4名選出しうち2名は女性になっていただきました。女性の参加、パワーは凄いものがあります。

  次回は地元自治会館をお借りしての新年会です。地元の方とのお話が楽しみです。

  アフターファイブは秋川駅で13名が集まりました。またまた新しい企画が飛び出し今年もエンジョイ出来ます。

■東の森の東側を歩く(清水圭司)
新しい年を迎えて、新しい作業が待っている。暮れに皆で歩いた東の森のさらに東側の広葉樹の森などを、さらに地図に書きおとすため、前回欠席の会員とともにさらに一周。まずは「竹のこみち」をとおって竹林を上の方まで登っていく。小さな祠があるあたりには杉の大木が人工的に並んでいる。この杉が境界の目印のようだ。祠は情報では平家の厳島神社の系統の神様だとか。神様にも結構いろいろ宗派があるようだ。(そもそも神様に宗派ってあるのかな?)。全国には諏訪神社はやたらと多い。当時諏訪大社は営業の力が強かったからかもしれない。ちょっと脱線気味。元に戻して、シャガの群生地を見ながら並行してさらに東に。並行してというのは意味がある。なるべく等高線にそって道をつくって間伐材などを一輪車に乗せて少しでも楽をしようという魂胆。途中、上を見上げれば極めて大きな浮石が。こんなものが落ちてきたらと思うとゾットする。きっとペッチャンコになるだろう。道が開通した暁には「落石注意・命の危険あり!」の標識は絶対に必要だ。さらに並行して道を進むと下側に太さ直径12センチくらいの細い杉林がある。この太さでは杭か足場丸太くらいの用途しかないかもしれない。しかし「間伐」の本来のイメージはこの程度の木の間引きじゃないかなと思う。いまわれわれが間伐する木はもう結構立派な木であり間伐材としてではなく通常の材として出荷できるようなものもある。よく「間伐材で製品を」というけれどそれは板にもできないような細いものをイメージしてのことであるけれど、そもそも製材して板にできるくらいなら、あえて「間伐材による製品」なんて言う必要もない。下手をすれば家一軒全部間伐材ということもできてしまう。またまた脱線。ようやく広葉樹の森についた。素晴らしい株立ちの木がたくさんある。萌芽更新していないので高さがありすぎるのが玉にキズ。ホウの木。ケヤキ・アラカシ・サクラ・シデ・クリ・コナラ等々樹種も豊富。下草というよりヤブランが密生し濃い緑色が樹木とのコントラストを引き立たせている。ここの手入れには何を目的に、どのようにやるかの綿密な打ち合わせが必要だ。そして伐採は極めて危険。ほとんどがかかり木になる可能性がある。ともあれ風景的にはなかなかのもの。広葉樹の森を少し上にあがってちょっと横に行くと東電の作業道にでる。前回はそのまま下に下ったが、今回は一番目の鉄塔まで下りて景色を見ながらしばしの休憩。極めて絶景。どうやってこんな鉄塔を建てたのだろうとしばし鉄塔談義。草野さんの話によるとヘリコプターで吊るしながら組み立てるとか。それにしてもまっすぐなものを組み立てるならともかく、斜めになったものを吊るしながらボルト締めなんてよくできるものだ。ボルトの穴が1ミリでもずれていたらそれでオジャン。大したものだと感心。そこからUターンして尾根を目指す。岩だらけの道と言えない道をよじ登ると2番目の鉄塔。ここから眼下に街並みが見え遠くには高層ビル群が見える。もしかしたら新宿?さらに基地の方向に向かって山道を。城山の山頂の下側、道からちょっと入ったところ一帯が「皆伐中」。草野さんの説明では「線下伐採・・鉄塔の架線下の伐採」とのこと。初めて聞く言葉だ。さらに細い幅40センチくらいの急斜面の細い道を行くと、城山山頂からのハイキングコースと合流。こちらは立派な道で気持ちよく歩ける。3番目の鉄塔、4番目の鉄塔と、立て続けに通過すると多少のアップダウンがあり、瀬音の湯方向が見える。露天風呂が見えるはずだと誰かが言ったが全くのデマだった。その先でハイキングコースは二方向に分かれる。右に下れば檜原街道へ。我々は左にまっすぐ進む。しばらく行くとやけに綺麗に間伐され手入れの行き届いた森が山道の下側に広がってきた。そう、これがまさしく「ぼんぼり山の会」で手入れしている東の森だ。やはり手入れをした森は違うとちょっといい気分になった。チェンソーの音も聞こえ、作業中の会員の姿も散見される。そこから一気に森の中を下る。10時ころ基地から歩き出し、戻ってきたのは正午10分前。だれも時計を見て歩いたわけでもないけれど皆の腹時計は極めて正確だった。この日のお昼は久しぶりのクリームシチューが出来上がっていて素晴らしい午前中のひと時となった。

お神酒を添えて・・・


神様に新年のご挨拶と安全祈願


天然林へ散策


東電の鉄塔そびえ立つ尾根に到着


尾根から見るぼんぼりの山々


今年の初間伐


今年も良い森になりますよう・・・

 
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