第51回 定例活動報告 「東の森(8月1日 第1土曜日)」
 
・ 参加者 ??名
■盆掘川ボサ刈り(清水)
  今日の作業は盆掘川のボサ刈りである。本来は東地区の森林整備なのだが、先々月、有志が地元のクリーンディに参加。ボサ刈りの結果、道路沿いから川がよく見えることに気を良くして再度、全員での作業ということになった。

  なにしろ一区画というより川上から川下までいくらでも対象範囲だから、結構な人数が入ったのだがそれぞれ散ってしまって誰がどこにいるのかよくわからない状態。ボサ刈りといっても川の景観を阻害する樹木を伐採していくわけだから低木に限らず結構な高木も伐採対象になった。どちらかというと皆伐に近い。名前の知らない樹木もあるが、低木では「甘茶」や「花筏」などが多くみられた。

  また、自生の「山紅葉」の七本の株立ちや夏椿の株立ちなどの素晴らしいものもあった。川に向かっての急斜面の樹木だから程よく樹形が傾斜して玄関前のアプローチなどに植えれば和風かつ自然風のすごくいい感じのものになるような樹木も見られた。そんな樹木だから伐採するのにちょっと躊躇したが、掘れるものでも、持ち出せるものでもなくやむなく伐採。でも自生の広葉樹だから来年にはまた芽吹いて新しい形になってくるのだから「まあいいか」ということで伐採。川沿いの高木は切り倒せば水の中に。そのままにしておくと洪水でもなるとその樹木が水の流れを阻害してしまうので枝や幹を切りながら、陸地に手繰り寄せて整理。不安定な川の中の石に足をかけ作業。ベテランのTさんが地下足袋の濡れるのも構わず水の中にジャブジャブ入って応援。なるべく濡れないようにと思って作業している仲間たち、結局はバランスを崩して水の中へ。でも清流の素晴らしさ。水に入っても結構気持ちがよかった。

  そんなこんなで昼になった広い範囲に散っていた仲間も斜面をよじのぼって道路に集合。雨は上がっていたが斜面はぬれていて、おまけに小石混じりの滑りやすいところの作業だっただけに、いい大人がみんな本当の「泥ん子」。でもその顔は子供のような屈託のないいい顔。振り返ればいままで見えなかった盆掘川の清流がよく見える。この結果がみんなをきっと作業に駆り立てるのだと思われる。


お茶会

  今日は仲間の一人のKさんがお茶をたててくれるという。今日だけはお茶の宗匠。今日は奥さんも同伴。いつもは「どうしてそこまで汚れるの?」と思うくらい夢中というか一生懸命というか作業熱心の宗匠。今日は藍染の作務衣で別人のようである。最初は盆掘川の河原でのお茶席を予定したが悪天候と地形的なことも考えて東地区の基地で行われることになった。

  昼食も同様に東地区で食べることになった。基地での昼食となれば張り切るのは料理長。すぐに具材を仕入れに行ってお昼の汁もの準備。また、皆が気持よく昼食やお茶会ができるようにと数人が基地の雨対策準備。盆掘川の整備に行っていた仲間が続々山を上がってくる。基地につくとみんな一息。そして昼食。暖かい味噌汁が美味しい。昼食後、宗匠よる「ぼんぼり大茶会」が。まずはお菓子の羊羹が。言うまでもなく「虎屋の羊羹」。高級品で20人以上もいるのだから冗談に「超薄切りの羊羹では」と言われたが、そこは誇り高き宗匠、かなりの厚切りときた。そんな羊羹の程良い甘さと盆掘の山の岩から染み出る名水が抹茶のおいしさを余計に引き立てることになった。

  みんな山仕事の格好で、普通に見るお茶席とは全く違うが、いい空気といい景色、そして盆掘の名水で疲れたみんなにお茶を接待してあげようというという気持ちと振る舞われた人の感謝の気持ちに本当のお茶の心があるのだなと感じた次第。そう考えれば暖かい味噌汁を用意してくれる炊事班にも同じことが言える。さらに宗匠夫人手製のケーキ。暖かいコーヒーと相まってこれも美味しかった。


その後のひと時

  午後は珍しく自由行動(いつも自由だけれど・・)。東地区の森林整備をやる人はそれぞれの場所に移動。残った人は基地周りを整備したり、久しぶりに暖かいコーヒーをいれたりとのんびりとした時間を過ごし3時の終礼を迎えた。その後、いつものように半数以上の12人がアフターと称して秋川の居酒屋へ。午後8時半ころようやくぼんぼり定例日最後の活動?終了。昔、「怒れる12人の仲間」という映画があったけど、終わってみれば「酒でイカレタ12人の仲間」になっていました。


■森林整備班午後の部(入江)
  昼食後、お茶会が13時30分まであり、すっかりくつろいでしまったため、夏の暑い盛りということもあり、午後の作業に向かう雰囲気でもなくなってしまった。そこで、各自自主判断で、午後の作業を行う者、作業を行わずに集合場所でのんびりと過ごす者に別れることとなった。

  結局、いつもエネルギーを持て余しているF嬢とT翁に引きずられるようにして、合計7名が山作業に入った。作業としては、先月に引き続き手鋸とチェーンソーによる除伐を行った。合計でスギを数本伐採し、あとはボサを刈った程度で作業成果としては若干低調であったが、お昼に皆が完全にお休みモードに入ってしまったために、作業に気持ちを切り替えるのは難しく、無理をせず一部の人間だけで午後の作業を行ったのは賢明な判断だったと思われる。

  一つ面白かったことは、F嬢とK氏という異色のコンビで作業を行った結果、結構仕事が捗ったようで、人と人との組み合わせの意外性を感じた次第である(普段、K氏については、奥様との「夫婦漫才(?)」のイメージが強烈だったために、F嬢とのコンビはかなり新鮮でございました)。

  日頃と違った人との作業は、「阿吽の呼吸」とならない欠点があるが、いつもより緊張感を持って作業に取り組む姿勢が生まれる利点がある。といったわけで、今後も新たな異色コンビを次々と生み出して、作業にトライしてみましょうかねえ。


■お茶席の報告(辻田)
加藤ご夫妻がお抹茶の茶席宴を企画された。
予定では木陰でそよ風のもと、昼食後の一服として参加者にすばらしいお茶の香りを供していただくことになっていた。
ところが朝9時頃から霧雨がそぼ降るあいにくの天候、折角のご好意がこれでは台無しになると、関係者の必死の願いが届いたのか、10時すぎにはとりあえず霧雨も止みその後もず〜っと結局降らずじまい。
お水は例の道路わきのおいしい湧水。お茶道具一式は加藤ご夫妻が車でご自宅から運んでくださった。茶席菓子はかの有名な虎屋の羊羹と奥さま手作りのケーキ。
今日は昼の休憩時間を30分延長して参加者20名が奥様のお手前で順繰りにお抹茶をいただいた。中にはお代わりをする人も。
加藤奥様の一言。やっぱりお茶はお水が命だわ〜。
それに緑滴る木の下でのお手前。あ〜やっぱり今日来てよかったと参加者の弁。ご主人の気配りがいっそう雰囲気を盛り上げてくれました。ありがとうございました。


■盆堀村はふる里の匂いに満ちていた −「ぼんぼり山の会」ボサ刈り見学記−(清水)
  8月1日、「ぼんぼり山の会」の例会に押しかけ参加させてもらった。フイールドのある盆堀集落は武蔵五日市駅から檜原街道を秋川沿いに西進、途中の戸倉から盆堀川の清流を眼下に谷あいの道を行く。直線距離にしておよそ3キロ強くらいか。

  「親父の実家のある沢井にそっくり!」。これが、車を降り集落の佇まいを見て思わず発した第一声。V字型渓谷沿いの狭隘の地。石垣の細い坂道を上がった猫の額のような敷地にへばりつくような住居があって、その後ろに段々畑が続いている。先祖累代、営々と石榑と闘い土を掬い上げジャガイモを作ってきた畑だ。


盆堀はだんだん畑にやぶ茗荷

  車道から一番近いお家の庭先に立派なつるべ井戸があった(写真)。折りよく居合わせた高橋おばあちゃん曰く「私が嫁にきた頃は、このあたりの15戸ぐらいの共同井戸でした。昔は通りがかりの旅の人たちにもよく飲んでいただきました。ずいぶん深くて、今でも現役ですが共同利用は・・・」。

  ボサ刈りは盆堀川右岸の沢沿いから車道までの足場の悪い斜面をやっていた。前回は地元の人たちのお手伝いという形でやって、今回はその地続きの場所を会の自主的活動としてやっている由。地元からは、窓口役の高橋さんがお付き合いで作業に参加されていた。皆さん手馴れたもので、参加者25名、午前中だけの作業で沢沿い100メーターほどの斜面がすっかり明るく綺麗になってしまった(写真)。


ボサ刈るや盆堀川に月の影

  ユズ畑を横目に段々畑の小道を少し登った斜面に道具小屋兼レストハウス(?)がある。間伐の手が入ったスギ林の入り口で草野教官の指導で造られた炭窯も堂々鎮座。林縁の作業道沿いではコンニャクやらヤブミョウガ、ナツスイセン、ミズヒキソウ、シュウカイドウにツユクサなど小生好みの草花が歓迎してくれた。ランチタイム、小屋に戻ると、即席の竈から紫煙が立ちのぼっている。湧き水満タンの薬缶がチンチン。なんと、加藤夫人が野点をやってくれていた(写真)。暑いときの一服これに勝るものなし。感謝。わが森林塾青水でも是非、再開・恒常化したきものと思っているのだが誰か・・・。

ぼんぼりの柚子我ふる里の香りして

盆掘川沿いボサ刈り風景


結構な斜面です


車道が見えます


川裾まで進みました


Kさん作務衣もお似合いデス


K夫人がお茶を点てます


お茶会 イタダキマス


お茶会 しぶうまデス


皮むきしてます


気ままにアフタヌーンティタイム


これがその井戸


アキノタムラソウ

 
 
 
 
第52回 定例活動報告 「中の森(8月16日 第3日曜日)」
 
・ 参加者 21名
■全体報告(大日向)
全体の報告です

  御盆休みの最終日、たぶんこの夏一番の晴れ日よりにも関わらず新しい人2名を含めて22名の参加者がありました。森の中は日差しが入らず、比較的しのぎやすかったですがそれでも無風状態、酷暑には変わりありません。

  無理をしないということで午後は川涼みも提案、午前中だけで十分汗を流したという人、最初からばて気味の人が川に下りましたが、大半は再度森に入り、時間までに下りない人も出脱帽です。

  岡部さん提供の胡瓜もみ、トマト、それに山ちゃん差し入れのスイカが30分で十分に冷えおいしくいただけました。 終りの会は 秋川で12名が集まり、前回体調不良でドタキャンした某氏が一番元気でした。


■ボサガリ班報告(冨田)
前回に引き続き土砂崩れ防止フェンスの左手に入りボサガリを行う。
途中で岩場により、3っの谷に分かれていて今回は、真ん中の谷を4名(初参加者1名を含み)で横一列になり刈り進みますが、この場所も中々やりがいあります。
初参加の人も山歩きには慣れており、以下を一通り教え、始めは目の届く場所で実践です(実際に行わないと、斜面での作業や鋸で切り倒すのって分かりません)。

@手鋸の扱い方…1歩2歩移動する際でもケースに仕舞う、鋸は短い幅で早くでなくで無く、ゆっくり鋸の長さを利用して切る。

A刈り倒す雑木…私は基本的に雑木は全て切る派です。蔓も根本で切るだけでなく、引張って出来るだけ木から下ろします。

B倒した後の片付け方…残す木の根本に長からず短すらずで、斜面に水平に揃えて行く。

午前・午後共に4名でしたが、思いのほか作業が進み約7合目まで刈り込みました。ボサガリを済ませた麓から、チェーンソウを使用する音が響きます。

初めて参加する方に注意して欲しいのが以下の点です。
山仕事のボランティアである事を忘れずに、平地の林(公園)や山道のある里山などと違います。
戦後に人工林として杉や檜を植林したが、10年以上放置されてしまった山の森林整理を行うボランティアです。但し、作業は色々とありますので全てが山林(結構な斜面で、当然ですが山道もありません)に入るのでわないのですが、麓まで行きます。昼ご飯を買いにコンビに行きたい、駅まで戻らないと有りませんし、林道にジュースの販売機などありません。

参加する際の服装に関してアドバイス
私は里山歩きを以前からしてたので、里山歩きの服装と装備で参加し始めました。
初めの頃は、手鋸もヘルメットも会が準備している物を借りました。
現在(参加して数年目)は、山仕事用のスパイクの付いた地下足袋を持参して山で履き替えてます。
また、手首保護の籠手、マイ手鋸、マイヘルメットを手さげバックにいれて電車で参加してます。

夏場に多いのですが、半袖、半ズボン、短い靴下はダメです。
道の無い藪や荒れた所を登り降りしますので、足のすねなど直ぐに擦り傷・切り傷が出来ます。
ズボンのベルトは、手鋸を下げたり、ペットボトルホルダーを付けるのに必要です。
右手に手鋸、左手にペットボトルを持つて、道の無い山を登り降りは出来ません。
水(ペットボトル)は身に着けてもって作業に入ります。喉が渇いたらリックサックのある麓に下りてくる?、簡単に登り降りできる距離でも、斜面でもありません。
寒い時期でも、体動かしてもの凄く汗かきますので着替え、タオル、水(500t×3本以上)、お弁当、軍手(出来れば革の軍手が良い)、ペットボトルホルダー(身に付けるのに便利、100円ショップので可)を、お忘れなく!。

■川遊びの楽しみ方(草野)
  ぼんぼりの活動にまたひとつ楽しみが増えました。それは川遊び!! 
  盆堀川は渓相が素晴らしい川です。
  実は、バーベーキュウパーティの時、会場が川原だから潜ってやろうと密かに水着と水中メガネとバスタオルを持参しました。
  ガキの頃から川が大好きで、転勤したところで川潜りを楽しんできました。北海道にいた時も毎夏、川潜りをして岩魚などの魚が泳ぐ姿を見るのが大好きでよく潜っていました。こちらに来てからは養老川の奥で潜りましたが水がぬるく魚も貧弱で物足りなく思っていたところでしたので盆堀川の渓流を見て心が躍っていたところでした。
  みんなの横で大事なところを見せないようにバスタオルを使って水着に着替えます。水中メガネが曇らないように草で拭いて60年働いた心の臓がびっくりしないように徐々に水につかり全身に「よし!」と気合を掛けて頭から水の中にもぐります。 いました、いました・・・。4〜5センチぐらいのヤマメの稚魚たちがハヤと一緒になって上流に頭を向けて泳いでいます。
  清らかで、ひんやりした水が身体を包みこみます。水が流れるゴボゴボが耳に伝わってきます。水の中はまるで母親の胎内にいるような感覚!?とでも言うのでしょうか。
  ヤマメの斑点が美しく上流に回ると小さな口をパクパクさせて大きな目で「魚ロツ」とにらみます。近づくと迷惑そうに逃げますがある一定の距離なら気にしない様子です。自分も魚になったつもりで流れに身体をあずけて流れていきます。
  少し深い淵ならかなり大きな魚がいます。このくらいになると「あんた迷惑ね」とばかりすばやく岩陰に隠れますのでストーカーのごとく追いかけて石の穴に潜んでいるヤマメを見つめています。息が続くならいつまででもいいのですが・・・。この時ばかりは「ああ、金も名誉もいらない、わたしゃエラが欲しい」の心境です。
  次の活動日、Oさんに次は水着持参で川遊びしませんかと誘ったところ20年前の?水着を持参され、川遊びが実現しました。OさんもミズガキのDNAが出て川にすっかり溶け込みまるで河童のようでした。
  そしてこのことが話題になり、16日には炎熱の中の作業だったせいか午後の作業を自由行動にして6人ほどが参加して川遊になった次第。
  中の森の集合場所から急斜面を川に下ります。渓流はスギ、ケヤキの大木の緑陰の中、川岸に立つだけで汗が引っ込みます。水温はYさんの腕時計についた温度計で19℃でしたがもう少し低いのではないでしょうか。スイカを30分ほど水につけてちょうど食べごろに冷えました。
  川幅は狭いですが水量は豊富、かなり深い淵もあり、魚影は少ないですがご対面ができました。
  何よりも身体がひんやりして汗を流せてマイナスイオンの中で過ごせるのがうれしいですね。
  午後の作業を終了した仲間も次々にミズガキとなって嬉々とした顔になっていました。
  この遊び夏の間だけですが、作業後の心身のリフレッシュになります。また、川面を眺めながら仲間と語り合うのもよし。それにふさわしいすばらしい渓流がすぐそばにあります。 
  感じたことが一つ、川面の石の上を歩くとき足裏が痛くてうまく歩けません。子供のころはそうではなかったのに・・・。靴を履いた生活でやわになったのと自分の体重が増えて足裏にかかる重さが重くなっていたのですね。
  その時で見た風景です。
  川岸の水たまりの上でオニヤンマがしきりに頭を上にしてホバリングしながら尻尾を水につけるしぐさを上下に繰り返していました。産卵でしょうか。Sさんとデジカメで撮影を試みました。ヤンマ母さんの産卵は10分ほど続けられましたが一体何百匹が産み落とされたのでしょう。
  盆掘のヤンボー、マンボーがゆうゆうと飛ぶ姿を見る環境を維持するためにも私たちの活動は意義がありますね。


■初参加の感想(跡部)
  顔見知りが多く始めて参加したところという感じられませんでした。以前からの仲間のような気持ちでした。メンバーの方たちは楽しそうで、皆このグループが好きなのだということを感じました。このグルーのメンバーや、やっていることに全面的に信頼を置いているのだと思います。

  会長がホームページで述べていられるように、各人が継続という認識を持ち、ささやかながらも環境に貢献しているという意識を持って活動をしていく、この信念がグループの皆さんに行き渡っているのだと思います。このことが新しく参加なさった方々にも伝われば、参加して楽しかったという思いで終わるのではなく、次に繋がる原動力にもなると思います。そしてぼんぼりのメンバーの方たちはそのことを伝えることに、努力して欲しいと思います。

  今はこの盆堀地区の一部だけですが、この先、盆堀地区すべての整備を任されるようになるのではと思います。ここはボランティア活動の理想の形ですね。


■初参加の感想(安井)
  (山をなめていたか…。)到着早々、初参加のワタシは大きな後悔に飲み込まれたのでした。周りの方の装備や目の光を見るや、“本気”オーラがありあり。よくテレビで見る、ゴミ拾いボランティアとは一線を隔する雰囲気でした。

  一方、ワタシの用意したものと言えば…、ユニクロのTシャツと短パン(!!)、ボロボロのスニーカーとペラペラのウィンドブレーカー。学校のグラウンドならまだしも、山ではおそらく秒殺でしょう。苦しまずに逝けそうです。

  ぼんぼりデビューを果たす前に、なんとなく気後れした感がありましたが、そこは持ち前の忘却力で瞬時に忘れました。そして、真の敵と対峙することになったわけです。つまり、急斜面、蚊、疲労、暑さ、石ころ、マムシetc. もう、へとへとでした。しかし、静岡の田舎で育った私にとっては、懐かしくもありました。土や植物の匂い、風の音。同時に、“あぁ、リョーヘイくんヘビいじめて噛まれてたなぁ”とかいう妙な思い出も蘇ってきましたが…。

  そんなことを考えながら、ふと自分がボサ刈りをした斜面を振り返ってみれば、美しい木漏れ日が差し込んでいるではありませんか。“達成感”というやつですね、まさに。艱難辛苦に耐えた者だけが見ることのできる、金色の光です。そして、この光を見た者には副賞として、金色の水が居酒屋で与えられましたとさ。

ボサ刈り風景


女性陣も大活躍デス


そちらは「納涼班」ですか?


ひゃーっ冷たい!


服着たまま入ってるんだよね?!


決定的瞬間!オニヤンマの産卵


暑さに負け終礼は日陰で1


暑さに負け終礼は日陰で2


 
 
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