第36回定例活動の報告・中の森  (10月18日 第三土曜日)
 
・参加者 21名
・朝から快晴、天高く馬肥ゆるの季節の到来。日中は暖かいが朝晩はめっきり涼しくなり過ごし易くなった。山仕事をするにも暑からず寒からずで最も活動に適した時期だといえる。
いつもなら明日19日の第三日曜日が定例活動日であるが、今回は活動終了後に古希を過ぎた、あるいは近く迎える会の5人のお仲間の長寿を祝う会を一泊泊まりで開催するために一日繰り上げることに変更。飲んだ翌日の作業はつらいし安全に上も問題があるという理屈から…
・今回もインターネットで当会を知った20の女性とぼんぼり畑の会に参加している男性が活動に参加することになっている。
・今日は活動は ボサ刈、山主さんから依頼を受けたお宅の裏手の2本のスギ?ヒノキ?の枝打ち、お隣さんから依頼された畑にそびえる高さ10mはあろうかと思われるキンモクセイの大木の手入れ、それからこのお宅の人工林の境界などの確認を行なう。
・ボサ刈班;
・前回は午後から雨足が強くなったため作業を中断、尾根まで到達をの目標を達成できなかったが、今日”そのリベンジとなる。ただ、午前中のみの作業となるため”さあ、結果は”馬力のTさんをリーダーに若手、初参加の2人も加わってのチャレンジ。尾根に近づくほどスギやヒノキの姿はなくアラカシやモミなどの大木などの自然木が目立つ。一部に見られるスギやヒノキもモミなどの大木に上空を覆われたりその枝に押されて細い幹が曲げられているなど価値ある木に育つのは絶望的…、尾根まで到達の目標には一番右側のガレ場近くで活動していた仲間が達成。それを合図にボサ刈メンバー全員尾根まで上り上から森の様子を観察、今後どこまで整備を行なうべきかなどの意見交換を行い、観察をしながら山を下りた。
尚、ボサ刈が左側境界側に偏っているため次回からは右側にシフトして行なう予定。
・境界の確認;
・息子さんに案内してもらってOさん宅の山林の境界を確認を実施。前回蔓切りのために山へ入ったが、その境界がはっきりしなかったため在宅していた息子さんに案内をお願いし実現。その結果からわかったことは奥域は浅く横に長いこと。目印は昔畑を作った時に積まれた石積み。但し、それだけでは作業を進める上で分かりにくいため境界木に黄色のテープを巻いて目印とした。ここの整備は来年の春以降になるか…
・植栽手入れ班;                     報告 山本
♪この木何の木?気になる木〜なんてCMソンク゛のフレース゛にあったっけ。
こんなでっかいキンモクセイ、見たことないよ!キンモクセイって言ったら、人間の標準背丈位の高さしか思い浮かばない。けど、画像を見て、見て・・・すんごい高さでしょ?すんごい大きさでしょ?聞けば、約40年もの間、手を加えなかったとか。そんな大きな木を相手に、気合も入る(木と気を掛けて)。
枝分かれしている部分も、手のこでは、こりゃ大変だ!と言う位の太さなんだもの。
切り手も大奮闘、でも、最後はチェンソーで整えて・・・地面から人の背丈ほど、空間が空いた。すっきりしたよ。
依頼は「切ってしまって欲しい」だった。でもね、花も咲くし、勿体無いって話も挙がって、
手入れに入ったの。結果、持ち主の方も「きれいになった」と喜んでくれてよかった、よかった。また来年も、花を咲かせてね。
・火回り班;                       報告  山本
植栽手入れ班のその傍らで、柚子の枯れ枝を処分する火回り班。やっぱり、火の側は、熱いや。近づきすぎて、ジリジリという音がしたと思ったら、髪がああああ!・・・焼けた。
天気もよく、火も熱い・・・この季節にも汗が出た。
枯れて、軽くなった柚子の枝でも、刺の威力は、衰えぬ。怪我のない様、慎重に、慎重に。
少しずつの枝処分だけど、積み重ねられていた枝の分量は確実に減ってる、減ってる。見栄えもすっきりしてきた。そして、今回手入れしたキンモクセイの枝を処分するのは、次回以降。
まだまだ作業は続く。
・殿堂入り祝う会:                    報告  山本
さてさて、殿堂入りの皆様を祝う会の始まり始まり。
冒頭、殿堂入り対象者5名が特別席に案内されちゃった。そして、フ゜レセ゛ンターからお祝いの品が手渡された。中身は、今まで活動してきた中での勇姿のハ゜ネル、写真集、みんなからの寄書き等。いいなあ、私も欲しいよ。←何時になったら殿堂入りの対象になるのか、単純に計算しても・・・ハア・・・祝ってもらう頃には、100歳のお祝いが先になる!
こりゃ、祝ってもらう名目変更で、自分を対象にしなきゃダメだなあ。
対象者の皆さんの印象はね、笑顔が素敵なんだな。でもって、ハ゜ワーというか・・・見習わなきゃって感じる。一緒に活動できて、うれしいから、これからも、ずっと参加して下さ〜い!
あのね、何でも、この祝う会、みんなでゆっくり飲んで騒いで…の交流をするために???
丁度、喜寿の誕生日を迎えたメンバーをきっかけとし、集まっちゃえ!だったとかそうでなかたとか。ま、その辺は、ね、置いちゃって。普段、活動だけの参加のメンハ゛ーともゆっくり話せたし、楽しかった。
来年の古希対象者は、どうやら居ないようだけど、でも、またみんなで集まりたいね。
対象者として借り出された皆様、参加頂いた皆様、いろいろ御手配頂いた皆様、みんなみんなお疲れ様でした。





テープで境界を表示する


ボサ刈に初挑戦


蔓を切る


手入れ前のキンモクセイの大木


手入れ後のキンモクセイの大木


記念品のパネルを掲げる


贈られたメッセージ入りTシャツ


 
 
 
 
第35回定例活動の報告・東の森  (10月4日 第一土曜日)
 
・参加者 20名
・前日まで急に寒くなったり雨が降ったりの毎日だったが、この日はすがすがしい秋晴れの展開となり、気持ちの良い活動となった。
・計20名の参加のうち、いつもの顔ぶれに加えて、先月初参加だった人がまた顔を見せてくれたり、仲間が仲間を呼んで新しい参加者を連れてきてくれたりと、嬉しい限り。
・この日の活動は、先月に引き続き、竹林の除伐作業、竹林近隣または竹林の中に植林されている杉檜の除伐、枯れ枝木の焼却処理、道作り班に分かれて作業を行った。

・竹林除伐・除伐班;                     報告 佐伯
・参加者のうち一番多い人数が竹林除伐作業を行った。(多分8人位)
・先月も除伐しており、倒した竹が横並びに整理されているのが確認できるが、それより、まだまだ切るべき竹の数のほうがぐんと多く、今日やっても終わらないだろうなぁと容易に思えるほど。
・尾根に向かって山を見上げても竹林の地域が伸びており、残念な侵食の様子が目の前にせまっている。
・竹も木と同じように、受口、追い口を作って倒していくのだが、そこまでは早い。しかし
倒れる時からが勝負。上部で生い茂る葉が邪魔をしてすんなり倒れてくれないからだ。
・とはいえ、2回目の作業を終え、景色が広がり、作業前との景色の差がわかるようになった。
・除伐;
・除伐作業の面々も竹林に入り、竹林の中に入り、杉檜の除伐をしていった。
・本当ならここは杉檜の林だったはずだが、竹の勢いに負け、成長できないまま死んでしまった細い木や、曲り木だらけだった。
・しかし、境界木と思われる杉は、直径60cm位あって、なんとも立派であった。おそら
く、周囲の植林木よりも前から植えてあったに違いない。樹齢何年だろうか。
・さて、除伐。竹林除伐の人もいる中で行うので声かけはいつもより慎重に。追い口を入れる前に、大声を出して倒す方向にいる人に逃げてもらう。
だが、せっかく逃げてもらったのに、竹の葉や、倒す木の枝が邪魔して全然倒れてくれない。
檜なんか特に枝が協力についたままだから余計だ。
・上部は、込み合った竹の葉、木が倒れるのを邪魔する曲がった竹、上の方だけ立派に枝葉をつけている杉、お化けのようにうじゃうじゃ枝をつけてる檜、
もちろん杉も檜も曲がり木あり。もう上はなんだかわからないような感じだった。
・ロープを使って一本一本処理をして行き、集中して行ったエリアは見事にいい意味でスカスカになった。
・道路整備班;                         報告 清水
・竹林整備が始まると共に、その場所までの道づくりが始まった。施工業者はいつもながらの○○組。道路建設には「早くて、安くて、うまくて」と三拍子揃ったファーストフードのようなグループだ。そんな組だから,会も重宝に使っている。おまけにノーテンキなのか、請求も一切してこない。ボランティアの鏡のようだ。近頃、本人たちは当会の道路族を自称しているらしい。ちょっと品のいい道路族だ。作業はいつもの縦社会三人組。しかし下請のシャチョーが基地周りの草刈りを依頼され、喜んでそっちに行ってしまった。やむを得ず、元請けシャチョーと孫請けのオジサンの二人の作業となった。これで孫請けオジサンは下請けに昇格。必然的に下請けシャチョーは孫請けに格下げとなった。竹林の旧道までは基地から東に向かって,ほとんどの高低差もなく木々の間をカーブしながら約80メートル。二人で、捨てられている間伐材を集め,樹木の根元に並べ、斜面の土を崩す。そうして踏み固める。
あっという間に新道ができていく。木々の間隔より短い間伐材は頭の部分をチェンソーで半分に切り落とし、もう一本の間伐材も同じように切り落としそれを組み合わせる。そのうえ、火うちカスガイを打ち込む。隠れたところにも丁寧な仕事をする○○組ならではのものだ。
午前中だけで目標の半分くらい進んだ。午後から再スタート。草刈りを終えた孫請けシャチョーも加わり更に道路は延びる。一人増えると間伐材丸太を運ぶのも楽になり飛躍的に作業は進む。いつもながらの料理長と炊事班のオニイチャンが助っ人で参加。総勢5人。ボッカのオッサンは最後に登場。口だけの応援だがこれがさらに作業効率を高める。こういう非近代的な作業には人海戦術が一番効果的。もう少しというところで時間切れ。でも全行程の80パーセント以上が完成。次回は旧道とドッキングの予定。振り返ってみれば獣道のようだったところに見事な作業道ができている。西側の竹林の入口付近から総延長250メートル
くらいの平坦な道ができたことになる。「線路は続く、どこまでも」ではなく「道路は続く
どこまでも」という感じだ。中地区から旧道を通り東地区基地経由竹林までの回遊路も完成目前である。ぼんぼりに今までになかった新しい周遊路ができたことになる。次回は道の命名と開通式の予定。テープカットの人選とお神酒の用意が必要かな?。
・火回り班;                       報告 山本
火を扱うには、少し、草が伸び過ぎてる。そこで、土木班員への依頼「ちょっとさ、(基地エリアの)草刈ってくんない?」「そうだね、伸びてるね。じゃ、草刈るか。」と刈払い機登場。ここでも、ツーカーだ。但し、土木班からお許し?の出た人員レンタルは、11時目安。さて、終わるかな。
まずは、火回りから刈り出す。刈払い機も唸りながら、パワー全開。でも、結構な高さにまで成長してるんだ、草もね。草も生きてる?手強いヤツだ。だんだん、地面の色も見えて来て作業もし易くなってきた。気温は下がってきても、やっぱり火の回りは熱い、熱い。火傷に気をつけて、枯れ枝処分。地味な作業でも、これもまた無くてはならない作業のひとつ。この場を借りて・・・其々の力が、この会の原動力!
・少しだけ昼食班も;                   報告 山本
今日は、少し、材料を買い過ぎた。でもって、皮を剥く手間があるジャガイモなんかも買っちゃったりして。気合を入れないと、みんなの昼食に間に合わない!!! 朝礼後、即取り掛かる。「今日は、やけに材料の量が多いなあ。具ばっかりだな」まずいぞ、配分間違えた。「でも、いいじゃん、具沢山汁物でお腹一杯になるよ」とフォローの声も。この優しさに涙して、汁物にも塩分増量・・・ウソです、増えてません。
切るだけ担当後は、火回り班から料理(昼食)班へヘッドハンティング。味付けは頼んだぞ。
味見後談:美味しかったです。



竹の侵食林ー作業前


竹伐り作業中


スギ・ヒノキの除伐


体を動かした後の飯は旨いよ!!


道作りもちゃくちゃくと・・・


剪定枝処理が続く


作業後、こんなにすっきり!!

 
 
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